ミニトマトたちその10番外編3

昨年12月は、つくづく暖い日が続いた。最高気温が14度ぐらいまで上がる日も多く、下手すると週に一度ぐらい18度まで上がったり。とても12月とは思えない気温で、ミニトマトにとっては頑張れば耐えられなくもない、といったところだったのだろう。おかげでなかなか枯れず、ささやかな収穫が続く結果となっている。

11月15日、8個のミニトマトを収穫。そのほとんどが吊り鉢のアイコだった。
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11月23日、8個のミニトマトを収穫。クリーニングビニールで覆っているのが功を奏しているのだろう、まだ葉っぱも青々しており、まだいくつかは赤くなりそうに思われた。
仕方がない、もうここまで来たら、寒さで枯れて実が肥大しなくなるまで、栽培してみようと決めた。
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11月28日にも5つ収穫。
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そして12月に入った。
8日、まだ実がたくさんなっている。このうち、真っ赤になった3個のミニトマトを収穫。
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さらに12日、8個のミニトマトを収穫。隣はスムージー用に取ってきたスープセロリ。
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17日には、なんと大小15個のミニトマトを収穫。この頃までは葉っぱも青々していて、暖冬っぷりに季節感が狂う感じだった。
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23日、自分がしばらく留守にすることになり、寒くなる日に備え、クリーニングビニールでの保温を強化。と言っても、グルグル巻きにして包んだだけ。
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そして2016年の元旦。ビニールを外すとクリスマス頃に色づき始めていた実は十分に赤くなっていた。
ということで、元旦から、ミニトマト6個と大きめピーマン程度のパプリカ1つを収穫。
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そして成人の日11日。急に冷え込みが厳しくなり、寒波が予報されていた。慌てて、色づいていた4個を収穫する。ミニカリフラワーとオータムポエムと一緒に。
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12日、早朝に雪もちらつき、冷たい雨が降った。これで吊り鉢のアイコ以外はさすがに枯れた色合いになった。
16日、キャロルロゼはまだ青い実が10個以上の残っているものの、葉色も悪いので撤収しようと決め、枯れた枝をハサミで刈り込んでいった。
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しかし、キャロルロゼの根元近くから新しく伸びた枝と青い実はまだ比較的綺麗だし、屋根下にある吊り鉢から伸びてきているアイコの枝と支えあうようになっている。結局、撤収し切れず残した。
そして彼らをクリーニングビニールで二重にグルグル巻きに。手前の吊り鉢に植わっているアイコの根元は、さらに保温のために不織布まで巻いてある。吊り鉢から、奥のキャロルロゼのあるプランターまで3本ほど枝を伸ばしている格好だ。
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整理ついでにアイコ2つとキャロルロゼ1つを収穫。
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17日深夜から雪が降るという予報なので非常に心配だが、これ以上どうしようもないので、経過を見守ることにする。

ところで、こんなに頑張っても、12月だの1月だのと、寒い時期にとったミニトマトなんておいしいのか、と疑問に思われるかもしれない。確かに皮は市販のものよりも固い。だが、実は甘味がギュッと濃縮されていて、市販のミニトマトと混ぜてサラダに出すと、際だって甘いのだ、これが。寒い中、ゆっくり成長して色づく間に、糖度が増すのだろうか。意外な発見というかうれしい誤算というか、小さなベランダ菜園ならではの小さな楽しみという感じだ。