夏休みの宿題

なんと3ヶ月もの時間が空いてしまった。
この時期になると、夏休みの宿題の観察日記とか、絵日記とかを書くために2ヶ月分の天気を必死で調べたり、工作のアイデアがなくて絶望し、叱られながらも親まで半徹夜させて作品を作っていた苦い思い出がよみがえる。
今日のレポートは、ほとんど、夏休みの宿題レベルの駆け込みだが、しかたがない。超簡素化しつつ、野菜の種類ごとにこの2ヶ月半を振り返ることにしたい。


一番最初に植えた2本は、6月の下旬には大量の実を付けた。

6月末から着々と赤くなり、7月中旬から毎週10個も15個も採れてミニトマトを買う必要がないぐらいだった。


一度にこんなに採れたり。

いい感じだったのは8月始めぐらいまで。

8月に入り、次第に老化してきた感あり、巻き取って蔓を下に引き下ろす。

これは深鉢に植えた1本。最初は枯れかけていたが、何故か途中から挽回した。

しかし、先週ぐらいから、赤くなった実を食べても酸っぱいんだよね。このまま頑張って育てても甘い実がならないなら、費用対効果のよい葉物に切り替えた方が得策な気もして、悩むところだ。
さて、6月の下旬になって、ふっとパプリカの鉢を見ると、まるで定植したかのように、パプリカの間に、等間隔でトマトがにょきにょきと生えているのを発見した。

何故だ?たぶん、トマトがあまり上手く発芽しなかったので、諦めて土を一緒にしてしまった結果、条件が整った頃に発芽してきたのだろう。
なんてこった、今更困ったなと思うが、貧乏性なので、とりあえず植える。

しかし、これが、実がならない。8月、連日30度越えで、3週間ほどほとんど雨が降らなかった。雨が降り始めたのはやっと下旬になってからなのだ。暑すぎるせいか、全く実が付かず、全て落下。あるいは、黄色のアイコは、実が6個だけなったが、半数は裂果している。これでは育てている意味がないではないか。
ということで、昨日1本抜いてしまった。他のものも、大根を植えるべき鉢を占拠している2本は早めに撤収しないと、大根に影響する。
まあ、沢山食べたから、トマト栽培全体としては、文句はない状態と言えようか。


  • パプリカ

今年は、比較的早めに大苗に育ったパプリカの3本の生育が良かった。
7月上旬には実がなり始めた。

そして、7月の下旬にははや普通のピーマンのサイズを越えた。

そして、8月に入ると赤く色づいた。

9日から順次、真っ赤になった。


大きな3個を次々収穫して、暑い時期のガスパチョ。幸せ(うっとり)。ラタトゥイユにも入れたっけ。
黄色のパプリカも育ち始めてかなり大きめの実になった。

2つ収穫。1つをガスパチョにしてみたら色が悪く、残念な感じだったので、2個めは普通に温野菜でバルサミコで食べたり、サラダにしたりして彩りを活かした。
今も、黄色が色づきつつある。

大株に育っているもののうち、大きな実がなるものは、今年は越冬パプリカにしてみたいところだ。


  • オクラ

今年、比較的好調なものの一つがオクラ。
7月下旬から週に1-2本採れるようになった。

その後、1本、何かの拍子に折れてしまって先が危ぶまれたが、脇芽が成長し始めた。
ただし、写真は撮っていないが、8月始めには葉の端っこがくるくるっと巻きはじめた。
「きーたーな・・・・(シシシ)」
来るにきまっている害虫の登場。オクラを育てて、コイツがこなかったことはないのだ。巻いた葉の内側は糸があって粘っこい。
その葉を切り取ってゲシゲシ踏む。コイツは比較的駆除が楽な害虫で、2,3回やれば駆除は完了した。
ヨトウムシに比べればチョロいものである(と油断していると、来年やられるかもしれない)。
8月になって、安定的に週に2本採れるようになった。


今週になって3本に増えた。今日も2本収穫した。


いいやん、オクラ。個人的にはとっても心象アップ☆
折れてしまった株にも小さな実がなっており成長中。花芽もまだたくさんある。
これまで鉢ではうまく行った例しがなかったのが、今年は順調だ。今年は採りそびれて大きくなっても柔らかいし。
ちなみに、モロヘイヤとオクラ、鶏とスープにしたら夏の滋養食という感じで結構いけた。オクラは、蒸野菜にしてバルサミコで食べても結構おいしいし、スープにも合う。
今年の順調さに気をよくして来年も育てること確定。
花芽はたくさんあるものの、オクラはいつまで摂れるんだろう。いずれにしても、後2,3週間なのだろう。これまで20本弱収穫したが、あと何本収穫できるかな。


6月末、何の気なしに、空いている鉢があるから植えてみたモロヘイヤ
7月上旬には順調に大きくなり始めた。


7月下旬には期待させる感じに。

7月も終盤、脇芽を伸ばすために刈り込んだ。

そして8月に入り、2度目が収穫できるまでに急成長。

この時は、友人にお裾分けでき、家でも2度に分けるぐらい充実した収穫だった。
29日、3度目の収穫

そろそろ、日が短くなり始め、花が付きそうだ。それもあって今日刈り込んだ。さて、葉が伸びるのと、花ができてそろそろお終いになるのと、どっちが先だろう。後、1回こっきりになるか、2回収穫できるか。いずれにせよ、モロヘイヤもとてもコスパが良い感じで、なかなか良かった。来年もレパートリーに入れようと思う。


  • ニンジン

長きにわたって育てたニンジン。
雨が多い梅雨時を経て急に元気になり、水が足りなかったことを思い知らされた。
こんな感じの13.4センチのものを筆頭に15本ぐらい採れただろうか。

もちろん、中には抜いてみたら太いけど5,6センチとかいうものもあった。でも葉っぱは大量に採れて、サラダに重宝した。今年の夏は全国的に天候不順で野菜が高いし。


  • その他

レタスやミニ青梗菜「シャオパオ」をあいている鉢の端っこに植えてみた。

放置した割に、よい感じ。そろそろ撤収してカリフラワーを植えないと。今年は芽キャベツ2本、カリフラワー4本を育苗しているのだ。
一方、全然だめだったのは、カボチャ「栗坊」。その失敗ぶりったらない。結局、葉ダニにやられてしまい、3個なった実は最大で直径7センチ、小さなものは5センチに満たないまま終わってしまった。食えるのかどうかさえ悩む代物だ。


さて、最後に夏休みの総括。
結果的に、今夏は例年よりずっと出来が良かった。
勝因は、毎日、欠かさず朝6時前に相当量の水やりをしたことだろうか。それ以外考えられない。例年、これほど水やりにマメだったことはない。しかし、そうせざえるを得ないほど、8月の雨は少なかった。休日に限って水やりが遅れ、朝も8時になると、しおれていることが度々あった。
水やりって大事なのね。かなり長いこと家庭菜園をやってきて、今更こんなことを言うのもなんだが、今年になって鉢の水やりの大事さを思い知らされた。加えて、ひるがえって、地面の畑がいかにすごいかも思い知らされる。だって、ここまでじゃぶじゃぶ水やらなくても、畑では、オクラでもなんでもすごく大きくなり、どれも乾燥にも強かった。それだけ深くまで根が張れるからなのだろう。
大地ってすごい。いつかまた、畑で菜園ができる日が来るといいな。