自宅の家庭菜園 10月3日

実は、引越しをした。
今度のマンション(正確には団地)は、古くて水回りがひどく、洗濯機をつなぐと水漏れし、ウォシュレットは、大手電機量販店の業者には見積を拒否され、小型湯沸器設置は業者にキャンセルされ、食洗機も設置が大変、、、と居住開始の難易度が高く、プランターの野菜を枯らさないのが精一杯。とても日記どころではなかった。
強引な業者を自称する友人が、ウォシュレット、小型湯沸器、もろもろの部品を持参、トイレのタンク位置を引き上げ(!)、水道は分岐し、ウォシュレット、食洗機、小型湯沸器を設置した上に、水漏れまで修理してくれた時は、昭和から平成の生活に戻してくれた彼を、一同ただただ尊敬の眼差しで眺めたものだ(一緒に来た奥様は今さら感嘆もないかしらん)。
プロって凄いね。

それに引き換え、公私ともに、これといったスキルがなく、友人の役にたったためしがないプチ菜園管理人としては、せめて人様にお裾分けできる程度の野菜を生産するしかない。頑張らねば。

ということで、新居のプランター菜園環境だが、ベランダは広く、南南東向き。このため、西日は入らないが、フェンスにプランターを引っ掛けると、前の家より、昼過ぎまでは良く日が当たる。60センチのレリーフプランターが4つぐらいは掛けられそうだ。
日当たり改善のお陰か、一時は葉色が悪く、艶もなかった越冬ナスが新しい枝をどんどん伸ばし、花も沢山、咲き始めた。

この分だと、また越冬出来るんじゃないか。3年目のナスってスゴくない?
いやいや、気が早い。この秋の実のなり具合をみて検討しよう。

あとは、ベランダに新しいプランターを一つ掛け、土を入れてほうれん草を蒔いた。新しく購入したソロモンという品種。何でそんな名前なのか不明だが。。

さらにこの家には、寝室の南側に障子があり、窓との間に日が当たる板張りの空間がある。このスペース、本来一体、何に使う場所なのかわからないが、我が家になった以上、用途は自動的に決まってしまう。

引越しと定住の予想外の困難さに疲れてフテくされていた私に、家人がホームセンターに行くことを提案。いそいそとセールされていたスチール棚を4千円弱で買ってきて組み立て、スタンバイ。
さらに、ズッキーニやらカブやらを育てた後の古土に土壌改良用堆肥、牛フン、元肥としてケイフン、油粕を入れる。苦土石灰は引越し前に入れてあった。堆肥と同時に入れると堆肥の効きが悪いらしい。
で、ズッキーニを育てた65センチの菜園用プランターに実家から連れてきた小振りの芽キャベツの苗を2本定植。あまり元気がない苗なので、やや不安。

さらに、ありものの丸鉢には、これも実家から連れてきたカリフラワーを定植。

さらに、中型のプランターに楽しみにしていた「あやめ雪」というカブを、ついでに小型プランターには二十日ダイコンを蒔く。
それぞれ、3日ほどで発芽し、こんな感じ。二十日ダイコンは、時期をずらして来週、鉢の真ん中の列を蒔くつもりだから、今は本数が少ない。

後は、日当たりが十分であることを祈るのみ。

しかし、障子を閉めても、寝るとき何だか土の匂いがするって、どーなんでしょ。キャンプ場じゃあるまいし、いくら身内がアウトドア派でも、ちょっと申し訳ない気分だ。
私自身は、まだ大学に行く前、今は取り壊された実家にいた頃のこと、南向きの小さな個室を使う代償として、冬になると、洋らんと観葉植物の鉢に半分囲まれて寝ていたのを思い出した。