見て見ぬふり

今週、ずっと見て見ぬふりをして暮らしてきた事実があった。
2,3日に一度、朝、寝室と窓の間を隔てる障子を開けて、サンルームのレタスや二十日大根に水をやりに行く。
レタスの表面に、そいつが少しいることはわかっていた。
そこへ今週は火曜日から木曜まで3月末の陽気だった。

そして木曜日。朝、白くて明るい障子を透かして見ると、裏側からぽつぽつと陰が見える。
「?」
しかも、少し開けておいた障子の間から入ったのか、白い壁に緑色の陰が、ポツポツとある。
アブラムシだ。緑の丸いやつと白の毛くずみたいなやつ。

しかし、もう、出勤せねばならない。とりあえず、障子締めて寝室に入らないようにブロック。金曜は障子を開けず、現実逃避。

そして迎えた今日。
憂鬱なので家人に協力を求めてみた。
「そんなアブラムシばっかり殺したら、生まれ変わってアブラムシになりそうだから、やだ。」
もうちょっと、マシな断りないのかね。こちらは殺生せざるをえないってのに!
やむを得ず、ガムテープと掃除機を用意。
(経緯略)
そして1時間以上経過。
家人は洗濯を始め、終了し、干し終わっていた。

結局、完全駆除は無理だと断念。
15センチ程度のガムテープに、仮に50匹捕捉していたとして、ほぼ20枚使ったから1000匹。ペタペタと貼り付けているはしから、緑色のアブラムシがポロポロと地面に落ちていく。
地面に落ちた奴らはガムテープではうまく取れない。結局、良くない対処法と知りながら、掃除機で土ごと吸い込んでしまった。(途中で、掃除機がイヤな音を立てた時は焦った。)掃除機で吸い込んだ数はわからないが、まあ、結構なもんだったんじゃないかね。。。

ということで、午前中だけで相当萎えた。
もはや、レタスは小さかろうが何だろうが、二十日大根どもとも早く食べてしまって、サンルームの植物を一掃した方が良いような気がする。早速、ランチ用に何枚かレタスの葉をむしり、二十日大根4つも収穫。