畑ー2016 3-4月

3月に入った。野菜の品種別に時系列で振り返り。

-ソラマメ
3月5日、まだ背がどんどん伸びて、花も次々に咲いている。
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2月下旬から3月上旬は、先端にびっちりついたアブラムシをせっせと駆除していた。
このまま放置すると、真っ黒になって病気になり、悪くすると枯れてしまったりするからだ。ソラマメを育てると必ずといってよい程アブラムシが付くので、想定の範囲内なのだが、楽しくはない。何回か手でつぶしながら駆除していくと、被害はぐっと軽減された。気温も上昇してきたので、ビニールトンネルも外し、通気性が良くなったことも好転の一因かもしれない。

27日。子どもがマメがついてるよ!と指を指す。
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収穫しそうな素振りを見て慌てて止める。危ない危ない。「あれはもっともっと大きくなるんだよ。今はまだとっちゃダメだよ。」と言い聞かせる。確かに隣にあるスナップエンドウより大きいんだから、採りたくもなるだろう。でも、スナップエンドウだけにしなさい。

ソラマメの莢の生育を促すため、下から節を数えて20節から21節ぐらいのところで芽を摘芯する。太い枝を7,8本残して脇から出てきている細い枝は根元からどんどん切って取り除いていった。すでに花がついているものもあって、ソラマメのほんのりした藤色の花の花束ができた。家に持ち帰り飾ってみると、緑色の何かがポロポロっと落ちる。まずい、アブラムシが室内に脱走している。慌てて花瓶から一度引き抜き、逆さに水に浸けてアブラムシを洗い流す。
摘芯したことによりアブラムシはさらに減少し、4月に入って、ソラマメの莢は順調に成長した。

4月10日。とうとう、莢が下向きに下がったものを発見。
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8本を初収穫してM家と分ける。粒が小さいものも多く、ほんの味見程度の初物。しかし、アブラムシ以外にも、暖冬で成長が早すぎたために寒害を心配し、トンネルを作ったたその矢先にドカッと降雪し、2月には春一番の強風で倒れ、3月はトンネルを外すタイミングに悩み、とそれなりに手間がかかっていただけに、順調に収穫にこぎ着けて本当にうれしかった。

家に持ち帰り、「ほら、そらまめくんのふわふわベッドだよ。」と子どもに莢を割ってみせる。なかや みわさんの描いた「そらまめくん」シリーズで、そらまめくんの宝物として紹介されるのが、このふわふわベッドなのだ。
子どもは、そらまめの莢の内側を触って「わー、ほんとだ。ふわふわだ。そらまめくんもいるねえ。」とうれしそうだ。

4月16日、どんどん大きくなった莢が増えてくる。
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喜んで収穫したがる子どもをひとまず制止。
「おじぎするように、下を向いたものだけ採るんだよ。」
指示を受けて、うっそうとしたソラマメの茂みに子どもが潜り込んでいく。この日は16本を収穫して分配。
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さて、その翌日の17日。春の嵐がやってきて、一日中、ものすごい風が吹いた。ソラマメはきっと倒れてしまっているだろうなあと思いながら、自然相手なのでどうすることもできない。18日、M君からのメッセで、ソラマメ、スナップエンドウが倒れて折れたものもあり、それなりにひどい状況であるという連絡を受ける。その場で相談して、19日の朝、6時半に畑に集合し、30分ほどで応急処置をすることになった。

19日、朝6時半。確かにほとんどのソラマメが、南側に向かって倒れている。
幸いなことに、倒れたとはいえ元気で、折れたものは比較的少なく3本ぐらいと判明し、少しホッとする。とはいえ、倒れてしまったものを起こすのは簡単ではない。下手をするとすぐ折れてしまう。トンネル用の半円の支柱をつかって、倒れてくる茎を起こして支える。支柱も立て直した。応急処置を終え、7時前に解散。

そして23日。
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まだ傾いているソラマメを支え直し、余計な細い脇芽を根元から取り除いて整える。しかし、起こそうとして、ボキッと嫌な音がしたものもあって一部は倒れたまま放置。元気ならいいや。諦めよう。
たまたまやってきた子どもの友達に何本かずつ採らせてあげた。この日の収穫はそれを合わせて40本。
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子どもが「そらまめくんのふわふわベッド」といいながら、ソラマメを莢から取り出す手伝いをしてくれる。そのくせ、実は子どもはマメが嫌いで食べない。大人のために早速茹でて酒のつまみに。最初の頃より粒がしっかりし、味も濃くなった気がする。甘みが強くおいしい。

5月に入ってしまうが、キリが良いので5月1日まで記録。
ソラマメはいよいよ沢山の莢がぶら下がり、なんだか重そうに見える。3粒莢どころか、4粒莢も結構ある。3粒以上入った莢だけで40弱、2粒莢が20弱で1粒莢まで合わせると合計64本になった。
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買うといくらだろう。64本のうち、3粒以上の莢40本をベースに考えたとしても、10本前後で400円としたら1600円。2粒莢をその半額で見積もったら
400円ぐらい。つまり、合計2000円ぐらいということか。そう考えると、なんだか嬉しい。いそいそとM家と山分けする。
過去にソラマメを育てた記憶でいうと、気温が高くなってくるとダメになったはずだが、今年は収穫開始が早いのでまだ大丈夫だろう。まだ成長していない莢も沢山あるので、摘芯した先端に付着したアブラムシの駆除を継続すれば、しばらくは収穫できるだろうが、株自体の疲れも出るだろうから、莢の実入りの多さなども考えると、この日が収穫量のピークだろう。5月下旬撤収を予定しているが、それまでにどの程度収穫できるか楽しみだ。


さて、マメ類といえば、もう一つはスナップエンドウだ。
こちらはヒヨドリの被害に苦しんだ結果、2月の末に100均のネット覆ったが、目の粗いネット1重では被害がなくならず、はみ出したところは結局むしって食われていた。ムカついたので、3月5日、家からもう1つ100均のネットを持ってきて、さらに支柱の上から被せたところ、ピタッと被害がなくなった。お陰で27日からは順調にスナップエンドウが収穫できるようになった。

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4月10日。収穫量がぐんと伸びる。
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16日もこんな感じ。
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この調子が、4月23日、5月1日と続く。16、23、1日のそれぞれ収穫写真はソラマメと一緒に上で掲載しているとおりだが、40本ずつぐらい採れているだろうか。ヒヨドリにむしられていた2月にはどうなることかと思ったが、本当に良かった。

-ジャガイモ
5日のジャガイモ。
芽がどんどん伸びて、3月27日には芽かきをした。
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4月に入って順調に大きくなっているように見えたのだが、4月16日に見ると葉色が黄色っぽく黒い斑点が出ている株ができた。病気かもしれない。別の場所に植えた3本は青々として色も濃く元気で、その差は歴然だ。
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とりあえず、23日には、家からサカタノタネで購入した有機液肥を持ってきて、希釈して与える。29日には追肥をした上で、液肥も与える。うまく育つかわからないが、とりあえず様子を見ることに。


-ブロッコリーとキャベツ
M君のお母さんがブロッコリーの苗を譲って下さったことからブロッコリーが増え、植える場所が足りなくなった。急遽、右の縦畝のさらに右側に短い畝を作り、まずは3月12日に我が家で育苗したブロッコリーを5本定植した。
3月27日には手前の横畝にキャベツを4本、その奥の横畝にM家のブロッコリーを定植。しかし、キャベツの方は、1週間後、ネキリムシにやられ2本に減ってしまった。
4月末になってよく見ると、左側の1本はブロッコリーに見える。ということはキャベツは一本だけか?とはいえ、もはややむを得ない。やっと元気に葉が広がり始めたところと、定植時の環境が良くなかったのか成長も遅い。暑くなる前に十分育って結球してくれると良いのだが。
5月3日時点のブロッコリーとキャベツ。
この大きいのは3月12日に定植したブロッコリー
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こちらはM君のブロッコリー
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左がキャベツならぬブロッコリー。右が成長が待たれるキャベツ。
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-カリフラワー
4月3日には、カリフラワーを左縦畝の手前に定植。
こちらは順調に育っている。
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-トウモロコシ
4月3日に、一番右の縦畝にトウモロコシを蒔いた。不織布をかけて鳥害に備える。
9日、左隣の縦畝にもトウモロコシを蒔く。こちらも不織布をかける。
23日頃には最初に蒔いた畝から発芽した。
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27日には後から蒔いた畝からも発芽した。後から蒔いた方が発芽率が良いので、間引き苗を最初の畝にダメ元で移植して間隔を調整。
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これで2畝きれいにトウモロコシが並んだ。


-ズッキーニ
花が咲き始めてから毎日開花状況をチェックして人工授粉を進めている。記録が細かいので、別にまとめる。

-トマト
大玉トマト「麗夏」を4月29日に定植した。
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この日は朝から畝を作ったものの、ちょっと深く掘ると石がゴロゴロ出て、植え付けが遅くなってしまった。何だかぐったりしていて少し心配になる。
しかし、5月1日。
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元気に定着している。良かった。
もう少し大きくなったら支柱をもう少し丈夫なものに替えようと思う。

-その他レタスや葉もの
レタス苗は順調に育っている。5月中旬には収穫できそうな雲行き。
あとは、バラバラと何種類か小カブやらを蒔いたものが育っている。連休明けには収穫できるだろう。
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