第2、第3世代の葉ものたちの収穫

1月12日に蒔いた第3世代の葉ものたち。ほうれん草「ソロモン」、小松菜、水菜である。
2月中は、当然であるが、あまり育たなかった。厳寒期に蒔いたので、水菜&小松菜は「薹立ちを気にせず、まずは育てて何とか食べる」という戦略にしようと考えて蒔いたのだ。
しかし、うっかり欲を出してほうれん草を一緒に蒔いてしまった。ほうれん草は薹立ちすると、結構無残な状態になる。食べるところはほとんどないような葉っぱのままでも薹が立つ。しかも、なんだかとげとげした感じの、やや攻撃的な外見の薹なのだ、これが。
過去のほうれん草の薹立ち写真はこんな感じ。

いやあ、これはうれしくない。
各種情報によると、ほうれん草は日照時間に反応して薹立ちするとのこと。出典は明記しないが、興味のある方は「ほうれん草 薹立ち」と検索して下さい。何時間に反応するとか色々書いてある。なお、大根・カブや、小松菜などは種まき後一定期間低温に当たった後、気温が上昇してくると薹立ちするらしい。だから、3月になるとあかん感じになるんやな。
ということで、ほうれん草だけは日照時間に反応するのだから、遮光してみたらどうだろうと考えた。ダメ元ではあるが、2月10日から、夜、遮光カバーをかけることに。なんのことはない、黒い布バックを鉢の上にかぶせているだけである。
これを朝、7時頃に取り除くのだ。日照時間をとにかく増やさない。で、昼はもっと不織布とかかけて温かくした方がよさそうだ。いそいそと不織布を追加し、保温にいそしむことにする。
ビニールハウスもないのに、蒔き時期を外して季節外れに育てようとすると手間がかかるわー。まあいいか。手がかかる実験をするのも趣味のうちということで。

3週間ほど経過。手間が実を結んだ。

3月7日には柔らかそうな葉っぱが伸びてきた。


ほうれん草も遮光が功を奏したのか、3月7日時点で全く薹立ちせず。これはいけるかもしれない。

一方、記録漏れしていたが、ここで第2世代の顛末。
2月11日時点。ここまでは比較的順調に育っていた。

3月7日時点で薹立ち。結局、大きさは縮みほうれん草よりちょっと大きいかどうか。

第2世代は12月2日に蒔いている。屋外ではビニールかけ程度では草丈10センチから12センチ程度にしか育たないまま薹立ちしてしまうという結果に。第3世代が1月蒔きでそこそこ育っているのに比べると、12月蒔きはなかなか難しいということだろう。第2世代は、7日に全て撤収した。

厳寒期に蒔いた第3世代が順調に育ったのは、たまたま、この冬にほどんど積雪がなかった等の幸運のおかげという可能性もあるが、まずは一安心。
3月15日には、柔らかそうな葉であるが、ぼちぼち収穫できそうな感じになった。
よく見ると水菜はずいぶん株が混んでいて、小さなまま成長せず埋没しているものを発見。それら数株は第4世代の鉢に定植した。


一部は間引き的に抜いて収穫したが、基本、株は抜かずに、良く育った葉っぱだけ刈り取ったりしてサラダやスムージーに使い始めている。すこしずつ2日に一回ぐらい収穫中。もうしばらく楽しめそうだ。