ヒヨドリの来襲2

やつらが来た。

洗濯物の向こうにいる。
携帯で写真を撮っている場合ではないじゃないか、と言われそうだが、この時は何が起きているか知らなかったのだ。
大根も、あやめ雪も完全にビニールで覆ってある。そこにいても、食べ物はないはずだ。
それでも念のため追い払った上で、目に余るヒヨドリの粗相も片付けようとベランダに出た。ヒヨドリのつがいが、けたたましい声とともに飛び立ち、私は洗濯物の向こう側に回り込んだ。

なにーっっっ?!これまで全く食わんかったのに、いきなりほうれん草食べるんかい。なんでそこまでして、意地でもここで飯食わんとあかんのや。
しかも、プランターのど真ん中に「粗相」まで残して行きよった。
すでに手遅れ感はあるものの、こちらも意地になってビニールで覆う。
ヒヨドリとの戦いはまだまだ続きそうだ。