畑-2016 5月
5月の記録は、まずはソラマメから。
5月9日。強風で倒れた後、うまく起こせなかった株を中心に、なんとなく勢いを失いつつある。
収穫量も何となく落ちてきた。
真面目に数えてみると、3粒以上の実入りの鞘が18本、2粒24本、1粒9本。
ということで、そろそろ、ソラマメの店じまいを考え始める。
5月15日、1/3ぐらいの株を整理して抜く。抜いた株についていた実は全部摘み取った。
大量のソラマメをM家と分けて持ち帰る。ソラマメは剥くとこんな感じで、ボウルいっぱい。
重さを計るべく、年季の入った計りに乗せてみる。
738グラム。もちろんボウルの重さは除いてある。
「これが、晩ごはん?」
家人が尋ねる。確かに、こんだけ茹でて全部出したら、晩ごはんこれで終わってしまいますわな。
マメが嫌いな子どもが「ええーっ!!」と抗議する。いや、マメが嫌いじゃなくても抗議したくなるだろう。
ちなみに、味のピークは過ぎた感じで、茹でるとそれがよくわかる。結局、茹でたソラマメの大半はポタージュ用に冷凍庫に行くことになった。
5月21日、ソラマメを全て撤収。
収穫量としては、M家分は別だから、これの倍で終了。ちょっと色が悪くなっているので、味もあまり期待できないが、せっかくの最後の収穫ですから。
ということで、総括すると、今年のソラマメは、まずまず好成績で、豊作だったと思われる。
さて、今度は遡って、他の野菜も。
まず、5月3日、大玉トマト「麗夏」は、きちんと定着したようだ。
パプリカも順調。
トウモロコシ。
最初に定植したブロッコリー達。近々、花芽がつきそうなサイズに。
こちらは後から定植したブロッコリーだ。順調に育っている。
一方、奥に小さく見える色の悪い葉っぱはジャガイモだ。この後、枯れてしまい、15日に掘り返した。出てきた新ジャガには、コメツキムシの幼虫が入っていたやつもあって、枯れた原因が虫かウィルス病かは判然としない。別の場所に植えてある3本のジャガイモは元気なので、そちらに望みを託すことにする。
さて、3日の野菜達に戻る。
かなり遅れて育苗したにもかかわらず、カリフラワーも追いかけるように、大きくなりつつある。
そして、何が何だかわからなくなりつつあるレタス、カブ、大根、キャベツ。
こちらは、1番最後に定植したブロッコリーとキャベツ。
さて、順調に育つアブラナ科の野菜達。
・・・と思ったのだが、5月8日、立ち寄った家人がアブラナ科が固めて植えてある畝を指差して言う。
「なかに、モンシロ飛んでんで。もしかして楽園になっとんちゃう?」
何だって…
がーん。アオムシか。他にヨトウムシとかそんなんもおるかも。確かに防虫ネットの端が浮いており、隙間があった。
ネットを開けて調べるといるわいるわ、色んなのが、大量に。
隣のカリフラワーにも被害が及んでいる。
野菜が死ぬか虫が死ぬか。やむを得ない。虫達にとっては、血の日曜日となった。
その他の葉もの。大根やカブも、虫に食われてはいるが、キャベツほどじゃない。キャベツって美味しいんだな。
レタスとキャベツ。
やや育ち過ぎの気配。早く取って食べなくては。。
5月13日、水やりの際に、ブロッコリーが大きくなっているのを確認
そして21日。まずは育ち過ぎのレタス、大根、カブを抜いて、畝を空けることに。
子ども達も手伝って、キャベツ以外のこれら青物を抜いた結果がこちら。
あやめ雪って、小カブなんじゃなかったっけ?直径10センチとかあるし。ミニサイズの大根も、蒔き遅れた割に平均的なサイズに育った。
しかし、ここで問題発生。
「こんなに冷蔵庫に入らないよ〜。晩ごはんレタス?みたいな。」
Mくんの奥さんが苦笑いする。冷蔵庫に入らないのはうちも同じだ。カブだって、漬物にしたところで1週間もつかどうかだし、どうやって食べるか。
この日、実はブロッコリーも仕上がっていたが、冷蔵庫と胃袋の事情を優先して、翌日に回すことになった。
ここでさらにアクシデント。写真を撮り忘れたのだが、ベランダのミニ大根も突然薹立ちし始め、慌てて4本引っこ抜いたのだ。おかげで我が家は大根、大根葉だらけに。ちなみにカブだって立派な葉っぱが付いてるんだよね。山のような青葉を前に昼食の支度も忘れてしばし呆然。
その日の午後、大量の野菜達を慎重に、苦労して洗う。大根葉は油揚げと炒めて常備菜扱いに。カブは漬物、ピクルスにして保存に回したり、夜はスライスして大量レタス&カブサラダ、翌朝はカブを含む蒸し野菜とレタス&カブサラダ…と必死で消費を進めた。
そして翌22日。
はい、ブロッコリー。
これはうちに持って帰ってきた分なので、本当は3つ採れている。もうちょっと大きいの1つは、M家にもらわれていった。
さらに畳み掛けるブロッコリー。
5月26日。水やりに行くとなんか出来ているのが目に入る。
とりあえず無視して出勤。
5月28日。
いや、こんなに一気にできなくても。。
この日の収穫。ズッキーニと、最後のレタスも一緒に。
さて、28日の他の野菜達。
ナスも大きくなって、花芽がつき始めたので、芽かきをした。1番花の下2本を残して取ってしまって、整枝する。こちらはトウモロコシ。
沢山蒔いた割に、発芽後枯れてしまったものが多い。根が浅いらしく、ちょっとしたことで根が浮いて乾燥したり、弱ってしまったり。土寄せし、支柱を立てたりする。
こちらはニンジン。
ニンジンは、本当は1畝分蒔いたので、一時は畝を覆い隠すように繁っていたのだ。ところが、5月の始め、被せていた不織布が強風の日に破れたらしい。15日に不織布をかけ直した時には、破れたあたりのニンジンは激減していた。そして28日。その後、全くなくなってしまった株もあれば、葉が激減した株もある。もっと前に虫を探しておかなかったことが悔やまれる。多少、ニンジンが傷つくことも覚悟で株回りの土を掘り返す。
いたいた、ヨトウムシ。濃い汚い灰色の、でかーいやつ。しかも、1匹じゃない。その数6匹。どれも肥え太っている。
マジでムカついて、速攻で消えてもらった。しかし時すでに遅く、ニンジンは半減どころか3分の1ぐらいになってしまった。
この日は、この際、徹底的に虫を駆除しようと、1番手前の畝の穴の開いたキャベツに取り掛かる。こちらでも、予想以上の二桁を捕獲する結果に。ここに至って、さすがに殺戮疲れ。
最後は平和に、大玉トマト「麗夏」にシルバーマルチをした。
軸もかなり太くなり、花も咲き始めた。支柱を本支柱に立て直す。久々の大玉トマト栽培なので、収穫が楽しみだ。