畑-2016 1-2月
畑の仕事初めは、1月9日になった。いや、正確にはM君はずっと水やりを始め農作業をしており、両家揃っての農作業が9日となったというべきだ。
その頃にはキャベツも大きくなってきた。
ダメ元で移転した短い根の大根類も、結構大きくなっている。
ほうれん草も育った。ただ、右半分は色がイマイチ。ブロッコリー側が色が悪いようだ。肥料切れか?
レタス「リバーグリーン」も育ってきている。
こちらはわさび菜と小カブ「あやめ雪」。
そして何より白菜。ちょっと育ち過ぎでは…
ということで、この日の収穫。子どもらが苦労して抜いた。
さて、こうしている間にソラマメがどんどん開花していった。写真は1月11日。これは、雪でも降ったらおしまいだ。
慌ててホームセンターにビニールカバーを買いに行った。
16日には、これらにビニールカバーをしてトンネルに。そこそこ厚さがあるので温室状態だ。
そして18日、5センチ程の積雪。
良かったよ、カバーしておいて。ギリギリセーフ。
スナップエンドウにも、不織布をかけておいたので、目立った被害はなかった。
ちなみに、大根の跡地に蒔いた葉ものは、不織布べたがけしてあったので、なんの問題もなく元気だった。
さて、1月31日になると、いよいよマメ科の一群が大きくなってきた。
ソラマメは温室効果でグングン背が伸びて、花が咲き誇っている。
スナップエンドウも、支柱を水平に繋ぐようにワイヤーを回し、さらに短いワイヤーをぶら下げて蔓を誘引した。
そして2月に入った。
ソラマメは伸びすぎて、とうとう温室のようにすっぽり覆うのは難しい背丈になった。やむなく7日に支柱をとりかえたところ、用意した支柱が長すぎ、ビニールトンネルというより、単に屋根を取り付けただけになってしまった。脇から茎がはみ出しているし、これでは保温効果は期待できそうもない。
そんな時に、九州が珍しい大雪に見舞われ、指宿のソラマメやエンドウに大きな被害が出たときいた。やっぱり屋根だけではまずいのではないか、と気になってしょうがない。
寒害を心配するあまり、9日の昼休みに元のより長く、新しいものよりは短い支柱を持って畑に行き、支柱を取り替えた。
まあ、なんか不思議な形のトンネルになったが、前よりは良かろう。
そして、13日の夜、今度は春一番が吹いた。少し風が弱まった14日の朝に急いで行ってみた。
ビニールカバーは支柱ごと倒れて剥がれ、ソラマメも横倒しに。そっと起こして支柱に固定していく作業は、ちょっと1人では辛い。見越した家人が珍しく長靴持参で手伝いにやってきた。こんがらがったソラマメを2人で一所懸命に起こして長い支柱や半円の支柱やらで支える。
21日。なんとか立ち直っている。
ちなみに、この頃から、シルバーマルチにもかかわらず、ソラマメにはアブラムシがつき始めた。酢を希釈した液体を霧吹きにいれ、せっせと吹きかけつつ手で潰していく。緑なす春には必ず過ごす、殺伐とした時間である。
ほかの株の伸びた蔓も、柔らかい葉っぱは不織布の隙間から啄ばまれている。
ムカついて、家にネットをとりに帰った。昔、スイカのカバーに使っていたやつだ。
多少たりとも効果があればよいのだが。
さて、他の野菜についても記録しておこう。
2月7日には、ジャガイモを植え付ける。
同日、何度もむしって食べた結果、木のように背が高く脇芽伸びたチシャと、出来が悪かった芽キャベツを撤収し、ニンジンに備えた。
2月11日、ニンジン「ベーターリッチ」を蒔く。その日は蒔くだけのつもりで行ったら、深く掘るとまだ大きな石や、造成用の砂利の残骸が出てくる。M君と2人でザルでふるったり、掘ったりすること小一時間。畝に筋を入れて、ニンジンを蒔いていく。発芽率が低いから本当は多めに蒔いて間引く方が良いのだが、ケチなので最終的な間隔に近い形で蒔いて、発芽が悪いところは適宜補う作戦。20日に見ると、ニンジンはペレット種子の白いコーティングが割れて、少し発根しているような、していないような。そーっと土を寄せて次の種まで様子見することになった。
そして翌週27日には、それなりに発芽している様子。
同じ日、ジャガイモの芽を発見。
さらに、レタス、わさび菜、あやめ雪を植えた縦畝を見ると、アブラムシが繁殖している。これはまずい。幸い、そこそこ大きくなっており、枯れる前に食べても悔しくないぐらいのサイズになった。
どうせ3月末にはトウモロコシを蒔くのだ。計画的に消費していこう。