九州で衝撃だったこと

帰省した際、お父さんの畑に連れて行ってもらった。
子どもが大根、ニンジンを抜き、レモンをはさみで切って収穫する。野菜嫌いながら、豊かな体験である。


それはさておき、二つほど衝撃的なこと。


まず、一つ目。お父さんは収穫した大根、ニンジンの葉っぱを切って畑の端にぽいぽいと捨てる。
なーに〜〜!!!
有機無農薬栽培の葉付大根、葉付ニンジンは、都会ではどのぐらい貴重で高いことか!堆肥にするならもっと雑草でよいでしょ!
キーキー抗議しながら、後ろから拾い集め、持って帰ると宣言。これを見て義両親失笑。
「ニンジンの葉は、ミネストローネとかに入れてもおいしいんですよ。」
「普通、こっちが『それはこうやったら食べられるのに、無駄にして!!』っていうんじゃないの?反対ね。」とお母さんが笑う。

義両親のコメントにめげずに、さらに直売所で買った大量の野菜をスーツケースに詰め、30日に帰宅。早速、大根葉の三分の一を油揚げと炒め煮にし、お父さんの聖護院大根を千枚漬けに。大晦日には大根葉で菜飯を作った。年明けて人参葉はツナとサラダに。年末年始の野菜が高騰する時期に、本当に助かるというだけではなく、そもそも栄養満点で、おいしいでしょ。


二つ目の衝撃的な話は、南九州では、大根が雑草化していることだ。写真を撮りそびれたけど、野良大根があぜ道や空き地にいっぱい生えている。種が勝手に飛んで生えるようで、葉もやや厚手で固そうだし、ギザギザも激しい。桜島大根なのか、かけ合わさっているのか。
いずれにせよ、非常に残念なことに、うちの大根より太いんじゃないかというぐらいの大根もできているのよ、これが。しかもうちのように、アブラムシ地獄に陥ったり、ヒヨドリに襲われたりしないらしい。豊かな九州の大地ではヒヨドリも食べるものがいっぱいあるのだろう。

ちなみに、それでもヒヨドリブロッコリーはすごく食べるそうなので、奴らにとっては大根よりブロッコリーがうまいらしいよ。