頑張る夏野菜と冬野菜の育苗

10月18日、オクラを撤収した。その前の週にガリガリと堅いオクラを一本収穫して、限界が来たと判断。葉っぱもほとんどなくなってしまっていた。最後に、通常の6割ぐらいの長さの柔らかいものを一本収穫。オクラさんお疲れさまでした。


続いて、夏野菜といえばトマト。


かなり枯れて無残な状態ながら、まだ実がパラパラ赤くなる。先週ぐらいから、週に数個ずつ収穫できる。今日はなんと7つ収穫した。最後の頑張りという感じ。
ちなみに、シンディースイートという名前ながら、夏の実に比べて、大きさ、味、皮の固さにはかなりムラがある。子供が外れの実を食べて「すっぱ!」と見向きもしなくなったので、専ら栽培責任者がお弁当のスキマに彩りとして適当なサイズのものを詰めて消費している。


次に、我が家では越冬野菜としておなじみのパプリカ。台風で根が浮いて根腐れし、一鉢だめになった。残るはプランターに2本と鉢の一本。いずれも黄色である。
ところで、この鉢に一本で植えているプランターのパプリカは大きいが細長く形がピーマンというか、渋柿のようだ。10月19日にはこの株から大きめのピーマン大のパプリカを収穫。

一方、プランターの2本は少し小ぶりで並のピーマンを太らせた感じ。

これって個性なのか?なにか原因があるんだろうが、まあいいか。


さて、冬野菜の育苗に移る。
アスパラ菜「オータムポエム」を深型プランターに10月19日に定植。

悲劇が起きたのはわさび菜。19日によい苗を定植し、今朝見たら、不織布がめくれ上がっていた。特に違和感までは感じないまま、後で不織布を直そうと思って忘れ、2時間後に見たら苗がほとんどない。あるものも根元でちょん切られている。
ネキリムシ?!と思って掘り返すも何も見つからない。それとも鳥か。
毎朝8時前後に、この前の空き地にヒヨドリの群れがやってくる。ピーピーとけたたましく鳴く声にむっとする横で、子どもは「ぴーよん」と名前をつけてうれしそうだ。しかし、子どもが喜ぶからといって、ぴーよん達を我が家の野菜で餌付けするわけにはいかぬ。彼らとの戦いに勝たねば冬野菜は食えんのだ。
・・・と言ってみたところで、実家の家族とその血を継承した子どもは、どうせ野菜が嫌いなので、ぴーよん達との戦いに負けても全く問題がない訳である。何だかやりがいのない戦いである。
話を戻して、わさび菜の予備苗を定植。不織布をかけ直して真の犯人を突き止めることにした。


続いて、大根「冬みねセブン」。

こちらは15日頃、アオムシ的な生き物の新鮮な置き土産が地面に見られたものの、出勤前に時間が足りず、うまく発見できなかった。オタオタした挙げ句、ちょうど九州から来て貰っていた義父に「お父さん!なんか大根にいます!」と言い残して出勤準備。丸々肥えた「犯人」が捕獲されたのを見届け、安心して出勤。おかげで元気に成長中である。


大根つながりでいうと、葉大根はとっても元気。

特に虫による大きな被害もない。


蒔き時過ぎてしまった聖護院と紅くるりも、ぼつぼつ大きくなってきた。

しかし、今年は寒いし秋の天気も今ひとつ。根が太るかどうかやや不安だ。早めにビニールに変えた方がよいかもしれない。


天気が今ひとつといえば、10月は2週連続台風で野菜達をみんなベランダのフェンスから下ろして退避した。その際、菜園深型プランターに蒔いてあったニンジンにこれまた悲劇が。きれいに芽が出て本葉がでてきていたのに、フェンスから下ろしてベランダの地べたにおいてから3日目。
ないのだ、軸の残骸しか。あまりのことに一瞬、理解不能だったのだが、たった1日程度で何かにぺろりと食べられてしまった。しかし、さすがに今更追加蒔きできない。半ば諦めて鉢をそのままベランダの日が差し込む別の場所に移動。
そして、10日後の今日。

なんと新しい本葉が出てきている。このまま復活なるか?!


そのほか、ミニカリフラワー「オレンジ美星」が少し大きくなった。でも、去年に比べると大きさが今ひとつな気がする。

大きさが今ひとつなのは芽キャベツも同じ。

これじゃ、芽キャベツが付くだけの軸の長さがないよ。


そんな今ひとつな冬野菜達の中で、いつも元気な菜花「早陽」。

ちょっと葉色が薄いのが気になるが、菜の花は本当に丈夫だ。ちなみに不織布はぴーよんよけである。1つめの台風の後、一度葉っぱを何枚か軸だけにされてしまったので、お父さんが不織布をかけてくれた。


ところで、最後の種蒔きは19日。小カブ「あやめ雪」と小松菜だ。ここ二日ほど雨が続いたらきれいに発芽した。

お天気が続けば苗たちも、もう少し元気に育ちそうな気がする。どうか、これ以上、急に寒くなりませんように。