ココアに

ベランダのイチゴ。

アブラムシにもめげず、次々と赤くなっている。
やってきた実家の家族に「イチゴ」と言って3つ渡そうとしたら、「要らない」と即答された。
「あなたはいらないかもしれないが、ココアはいるから。ココアにあげて」
と押しつける。
「ココアは、バナナの切れ端とかリンゴの薄切りとか甘い物たべてるのに、酸っぱいイチゴなんていやがるんじゃないの?」と、憎まれ口をたたきつつ、しぶしぶ持って帰った。
そして、夕方、実家に電話して聞いてみた。
「ココア、イチゴ食べた?おいしそうだった?」
「これは、なんでも丸呑みだから、おいしそうもなにもないよ。どうせ味なんてわかってないんじゃないの。」
どうして、こう、作り手のテンションが下がる回答をするのでしょう。でも、ココアは喜んでくれたに違いない。

そして2日後の今日。新たに4つ収穫した。

明日は土曜日だから、自分でココアにあげに行こうかな。でないと感謝もされないし。