実家の家庭菜園 11月19日-21日

久しぶりに実家に帰った。庭の畑を埋め尽くしていたカボチャの蔓は、既に撤収されていた。広々とした空地に、みすぼらしい壊れかけの支柱が立ち、そこに何かがショボショボと巻き付いて伸びている。そのショボさには、もののあわれを感じるぐらいだ。

こう見えてもインゲンなんだが、ベランダでもハダニと闘いながらあんなに茂っているのに、なんで、ここまでショボくなるかね。

さらに、収穫漏れしたジャガイモが発芽したのだろう、芋など期待できそうにない大きさのジャガイモの芽が所々に伸びている。
この9年、こんなみすぼらしい畑を見たことがない。なんだか悲しくなる。

前にキャベツが全滅し、瀕死の大根数本が残っていた畝は、不織布が掛けっぱなしなっているが、実家の家族は窓の目の前なのに何か残存しているかなど見てもいないという。覗いてみると、大根が4本ほど残って青々と茂っている。

何とかヨトウムシの攻撃を乗りきったらしい。少し心が慰められた。この畝の空地(つまりキャベツが枯れた跡)に自宅のベランダから持参した芽キャベツブロッコリーを植え付けた。

その隣の細めの畝に、ホウレン草と春菊を蒔く。
その隣の畝には玉ねぎを定植する。本当は、もっと広いスペースを確保し、畝を作る予定だったのだが、不要になったのだ。何故かというと、玉ねぎの苗自体がろくすっぽ生き残っていなかったからだ。

プランターには、適正な太さの玉ねぎが数本あるかないかだ。あとはミニ玉ねぎになるかも怪しい。そもそも、苗が全部で十数本しかない。菜園プランターに何十個も種を蒔き、不織布までかけておいたのに、なんでこうなるのだ。


それから、肥料袋で育てたサツマイモを掘る。これは、確かめがのびてきてしまったサツマイモを植え付けたものなので、植え付けが7月ぐらいと遅かったはずだ。

これで二袋分。うーん、遅かったから仕方ないとはいえ、物足りない。


ちなみに、実家の家族から、庭で採れたというカボチャを見せられて、その小ささに絶句。いくら小さい品種だからって、それはないだろうという大きさ。全てがうちの畑に最後に残っている1個より小さい。その惨めさに写真を撮る気にさえならなかった。
「持って行ってよ。うちは買うから。」
「・・・・・・・・・・。」
何をどうしたら揃いも揃ってこんなに出来が悪くなるのか。困ったものだ。愛が足りないんだな、きっと。