自宅の家庭菜園(ベランダ) 6月10日-13日

ベランダはアブラムシの王国と化している。

6月10日、大根菜と20日大根のハーフ&ハーフの鉢も、20日大根が育つような状態ではなくなってしまった。諦めて撤収し、食べれる葉っぱだけ食べることにする。ちなみに、食べるために洗うのは相当大変だ。普通に洗うのの何倍も手間と時間がかかる。ボールに水を貯めてザブザブと洗っても、何度水を替えてもアブラムシが一杯浮いてくる。5,6回繰り返した後に、一枚ずつ、流水で葉脈にそってこすりながら2度洗いする。腰が痛いのでイスに座っての作業。恨めしい気分で一杯になる。。。

さて、話をベランダに戻そう。
その隣の青梗菜も不織布ごしに見るときれいで元気なのだが、開けてみたら、やっぱりいました。内側の若葉にぎっしり。

その隣の、あやめ雪と小松菜のハーフ&ハーフの鉢は、さらにひどい。まあ、一部のあやめ雪はもう小ぶりだが、カブができており、収穫しても惜しくはないのだが、それにしてもひどい状態。びっしりアブラムシが付いている。一部は、ウドンコ病にもかかっているようだ。病変したり、黄色く枯れてきている葉っぱは全部切り取る。

残った葉っぱについて、牛乳を入れた水をかけつつ、手で黙々と潰していく。ほぼ朝の1時間をこの作業に使ってしまった。部屋に戻って目をつぶると、緑色のアブラムシが一杯見える。
うう。。。
しかし、当面、毎日やらねばならないだろう。さもないと、青梗菜が壊滅してしまう。

6月11日、前日、黄変した葉っぱを摘んで、ざっと洗っただけで台所のゴミ箱に入れておいたら、朝、ゴミ箱を開けたらアブラムシの行列ができていた。家人ともども仰天。慌ててアルコール除菌スプレーで駆除。
9時になってベランダに出て、青梗菜だけ守ることに決める。あやめ雪と小松菜のハーフ&ハーフの鉢も、数本のあやめ雪を翌日収穫に回すことにして、それ以外は撤収。撤収したものは、とりあえず水に浸けておき、午後に葉大根の時同様の手順で洗った。
そして、青梗菜の不織布を開けてみる。

一見、元気そうだが、良く見ればかなり深刻な事態になっている。手で駆除したのでは、もはや追いつかないことが判明。特に、内側の新芽の部分は表も裏もアブラムシでビッシリなのだ。
ガムテープを持ってくる。ポロポロと下に落ちるので、なるべく株間にそっとガムテープを置いて落ちてくるもの受けるようにし、上から青梗菜の葉の間にガムテープを差し込んでペタペタと捕獲していく。

一株、また一株。日が照っても、目がアブラムシでチカチカしても、ひたすら作業を継続。その所用時間2時間。終了した時には11時を過ぎていた。
この集中力で仕事すれば、もうちょっと職場で評価されそうなものだ。我ながら惜しい。まあ、休業中の現在となっては、もはやこれが仕事のようなものだ。きちんと収穫できるようにすることがコストパフォーマンスで言えば、最善の道なので。

翌12日。
青梗菜の不織布を開けると、昨日の作業は何だったのかと思うぐらい、やっぱり新芽の辺りにビッシリとアブラムシが付いている。その他の葉っぱを裏返しても、大きなアブラムシの周りに、小さなアブラムシが固まっていたりする。こいつら、卵で繁殖するんじゃないのか?と思って検索したら
「単位生殖世代(単性世代)の繁殖は、卵を産む「卵生」でなく、幼虫の形で生み出す「胎生(卵胎生)」です。(卵生←→胎生)」という記述を発見。
http://homepage1.nifty.com/tago-ke2/ABURAMUSHI/AB-SEITAI.htm
だから、母親と子ども達が固まっているのか。。。うう。
この日もガムテープでペタペタすること1時間。葉っぱが折れたり、ちぎれたりと青梗菜にも被害がでるのだけど、昨日あれだけやったのに、個体数は半分も減ってない気がする。どうしても土に落ちたり、葉の軸の間に入り込んで捕れない奴らが生き残ってしまうので、残党が毎日どんどん産んでいるということだろう。産まれた子ども達が、世継ぎを作る前に駆除していくしかない。
しかし、ペタペタ作業が終わったはずの株なのに、地面から呑気に這い上がってくるのだろう、日の当たる葉の表面をアブラムシがのうのうと歩いていたりする。こんな危機意識のないヤツにやられているのかと思うと、つくづく腹立たしい気分になる。

なお、この日、あやめ雪を撤収。結局、この程度しかできなかった。


ちなみに、本日、13日。今日も作業時間は1時間弱。作業工程も恨み節の内容にも変化がないので、省略する。