春夏野菜の育苗その3


残る夏野菜で育苗せねばならないのはオクラとカボチャ、モロヘイヤだ。
オクラとカボチャを蒔いたのはGW前半のこと。

オクラは、発芽にばらつきがある。5月3日、1つ目が発芽しかかっているのを発見した。
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7日には、発芽しているものが増えたが、発芽率イマイチ。何粒か追加蒔きした。
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さて、一方のカボチャ。
7日には立派な双葉に。
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14日には、カボチャもオクラもここまで大きくなった。
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早く畑に定植しなきゃ。だが、そのためには、畑のレタス、カブなどの植わる畝を空けないといけない。
ということで、22日、とりあえずソラマメの後にカボチャを定植。何とか立体的に管理できないかと、支柱を立ててネットをかけてみる。
28日には、オクラも定植した。この辺の様子は、また別途、畑の記録で書く。

さて、後はモロヘイヤだ。5月28日、モロヘイヤの種を蒔いた。種はかなり古くて、もう5年以上前のものだ。
どの程度、発芽してくれるかわからなくて、残りを全部、プランターにばら蒔きした。

すると、6月4日。
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思った以上に発芽。
種の発芽率って面白い。同じようにシリカゲル入りの保存袋に入れて保存していても、1年でからきし発芽しなくなるやつもあれば、このモロヘイヤや、多くのアブラナ科の種のように、結構発芽するやつもあるから、不思議だ。

と、感心してる場合じゃない。こりゃ密集し過ぎでしょう。もうちょっと大きくなったら、間引いて畑に持って行こう。










パプリカ2016 その1

2016年の新しいパプリカの育苗は既に春夏野菜の育苗で記載した。
その一方、今年も我が家のベランダではパプリカが冬越しした。しかも2回冬越ししたツワモノのパプリカもいる。
冬越ししたパプリカを我が家では「越冬パプリカ」と呼び、生年ならぬ1年目の正規の生育の年と併せ「越冬パプリカ2014」などと呼んできた。
今年も2回冬越ししたパプリカを「越冬パプリカ2014」、1回のものを「越冬パプリカ2015」と呼ぶ。
では、多年草よろしく越冬したパプリカの状況から。

こちらは越冬パプリカ2014。5月7日の様子。
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同日の越冬パプリカ2015。
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大変、めでたいことに、どちらもお元気でいらっしゃいます。

こちらはパプリカ2016。まだこんなサイズ。
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さて、5月24日。
越冬パプリカ2014は、青々繁り、花が咲き始めている。
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もちろん越冬パプリカ2015も。
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一方、パプリカ2016達。
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2016のパプリカ達も、少し大きくなり、つぼみがつき始めている。
この日、まだ2本残っていた苗のうち1本を肥料袋に定植した。

さて、6月4日。
越冬パプリカ2014
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越冬パプリカ2015
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どちらも実が付いている。シニア達、すごい。
パプリカ2016達も成長し、花が咲き始めている。
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肥料袋に植えた苗も定着。
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まだ、あと1本苗がある。近くほうれん草が繁る緑の深鉢が空くので、そこに定植する予定だ。
今年は越冬パプリカが2本、パプリカ2016が5本の体制で、大量収穫を目指します。



畑-2016 5月

5月の記録は、まずはソラマメから。
5月9日。強風で倒れた後、うまく起こせなかった株を中心に、なんとなく勢いを失いつつある。
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収穫量も何となく落ちてきた。
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真面目に数えてみると、3粒以上の実入りの鞘が18本、2粒24本、1粒9本。
ということで、そろそろ、ソラマメの店じまいを考え始める。

5月15日、1/3ぐらいの株を整理して抜く。抜いた株についていた実は全部摘み取った。
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大量のソラマメをM家と分けて持ち帰る。ソラマメは剥くとこんな感じで、ボウルいっぱい。
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重さを計るべく、年季の入った計りに乗せてみる。
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738グラム。もちろんボウルの重さは除いてある。

「これが、晩ごはん?」
家人が尋ねる。確かに、こんだけ茹でて全部出したら、晩ごはんこれで終わってしまいますわな。
マメが嫌いな子どもが「ええーっ!!」と抗議する。いや、マメが嫌いじゃなくても抗議したくなるだろう。
ちなみに、味のピークは過ぎた感じで、茹でるとそれがよくわかる。結局、茹でたソラマメの大半はポタージュ用に冷凍庫に行くことになった。

5月21日、ソラマメを全て撤収。
収穫量としては、M家分は別だから、これの倍で終了。ちょっと色が悪くなっているので、味もあまり期待できないが、せっかくの最後の収穫ですから。
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ということで、総括すると、今年のソラマメは、まずまず好成績で、豊作だったと思われる。

さて、今度は遡って、他の野菜も。
まず、5月3日、大玉トマト「麗夏」は、きちんと定着したようだ。
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パプリカも順調。
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トウモロコシ。
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最初に定植したブロッコリー達。近々、花芽がつきそうなサイズに。
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こちらは後から定植したブロッコリーだ。順調に育っている。
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一方、奥に小さく見える色の悪い葉っぱはジャガイモだ。この後、枯れてしまい、15日に掘り返した。出てきた新ジャガには、コメツキムシの幼虫が入っていたやつもあって、枯れた原因が虫かウィルス病かは判然としない。別の場所に植えてある3本のジャガイモは元気なので、そちらに望みを託すことにする。

さて、3日の野菜達に戻る。
かなり遅れて育苗したにもかかわらず、カリフラワーも追いかけるように、大きくなりつつある。
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そして、何が何だかわからなくなりつつあるレタス、カブ、大根、キャベツ。
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こちらは、1番最後に定植したブロッコリーとキャベツ。
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さて、順調に育つアブラナ科の野菜達。
・・・と思ったのだが、5月8日、立ち寄った家人がアブラナ科が固めて植えてある畝を指差して言う。
「なかに、モンシロ飛んでんで。もしかして楽園になっとんちゃう?」
何だって…
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がーん。アオムシか。他にヨトウムシとかそんなんもおるかも。確かに防虫ネットの端が浮いており、隙間があった。
ネットを開けて調べるといるわいるわ、色んなのが、大量に。
隣のカリフラワーにも被害が及んでいる。
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野菜が死ぬか虫が死ぬか。やむを得ない。虫達にとっては、血の日曜日となった。
その他の葉もの。大根やカブも、虫に食われてはいるが、キャベツほどじゃない。キャベツって美味しいんだな。
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レタスとキャベツ。
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やや育ち過ぎの気配。早く取って食べなくては。。

5月13日、水やりの際に、ブロッコリーが大きくなっているのを確認
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そして21日。まずは育ち過ぎのレタス、大根、カブを抜いて、畝を空けることに。
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子ども達も手伝って、キャベツ以外のこれら青物を抜いた結果がこちら。
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あやめ雪って、小カブなんじゃなかったっけ?直径10センチとかあるし。ミニサイズの大根も、蒔き遅れた割に平均的なサイズに育った。

しかし、ここで問題発生。
「こんなに冷蔵庫に入らないよ〜。晩ごはんレタス?みたいな。」
Mくんの奥さんが苦笑いする。冷蔵庫に入らないのはうちも同じだ。カブだって、漬物にしたところで1週間もつかどうかだし、どうやって食べるか。
この日、実はブロッコリーも仕上がっていたが、冷蔵庫と胃袋の事情を優先して、翌日に回すことになった。

ここでさらにアクシデント。写真を撮り忘れたのだが、ベランダのミニ大根も突然薹立ちし始め、慌てて4本引っこ抜いたのだ。おかげで我が家は大根、大根葉だらけに。ちなみにカブだって立派な葉っぱが付いてるんだよね。山のような青葉を前に昼食の支度も忘れてしばし呆然。
その日の午後、大量の野菜達を慎重に、苦労して洗う。大根葉は油揚げと炒めて常備菜扱いに。カブは漬物、ピクルスにして保存に回したり、夜はスライスして大量レタス&カブサラダ、翌朝はカブを含む蒸し野菜とレタス&カブサラダ…と必死で消費を進めた。

そして翌22日。
はい、ブロッコリー
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これはうちに持って帰ってきた分なので、本当は3つ採れている。もうちょっと大きいの1つは、M家にもらわれていった。

さらに畳み掛けるブロッコリー
5月26日。水やりに行くとなんか出来ているのが目に入る。
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とりあえず無視して出勤。

5月28日。
いや、こんなに一気にできなくても。。
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この日の収穫。ズッキーニと、最後のレタスも一緒に。
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さて、28日の他の野菜達。
ナスも大きくなって、花芽がつき始めたので、芽かきをした。1番花の下2本を残して取ってしまって、整枝する。

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こちらはトウモロコシ。
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沢山蒔いた割に、発芽後枯れてしまったものが多い。根が浅いらしく、ちょっとしたことで根が浮いて乾燥したり、弱ってしまったり。土寄せし、支柱を立てたりする。

こちらはニンジン。
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ニンジンは、本当は1畝分蒔いたので、一時は畝を覆い隠すように繁っていたのだ。ところが、5月の始め、被せていた不織布が強風の日に破れたらしい。15日に不織布をかけ直した時には、破れたあたりのニンジンは激減していた。
そして28日。その後、全くなくなってしまった株もあれば、葉が激減した株もある。もっと前に虫を探しておかなかったことが悔やまれる。多少、ニンジンが傷つくことも覚悟で株回りの土を掘り返す。
いたいた、ヨトウムシ。濃い汚い灰色の、でかーいやつ。しかも、1匹じゃない。その数6匹。どれも肥え太っている。
マジでムカついて、速攻で消えてもらった。しかし時すでに遅く、ニンジンは半減どころか3分の1ぐらいになってしまった。

この日は、この際、徹底的に虫を駆除しようと、1番手前の畝の穴の開いたキャベツに取り掛かる。こちらでも、予想以上の二桁を捕獲する結果に。ここに至って、さすがに殺戮疲れ。

最後は平和に、大玉トマト「麗夏」にシルバーマルチをした。
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軸もかなり太くなり、花も咲き始めた。支柱を本支柱に立て直す。久々の大玉トマト栽培なので、収穫が楽しみだ。









畑のズッキーニ 2016 その1

畑のズッキーニについては、受粉と着果の記録が細かいので、別にまとめることにした。

3月13日、ズッキーニを定植した。
まずまず順調に成長し、4月23日。畑に行った際に、咲いている雄花1つとそろそろ咲きそうな雌花1つを発見。しかし、雄花は花粉が出ておらず発育不全だった。雌花もいびつな形をして花びらが短く破れ、何だか発育不全な感じ。これはだめかも、と思ったものの、一応受粉する。ぱっと見には見えないだけで、少しでも花粉が出ているのなら、これでもうまくいくかもしれない。とりあえずズッキーニたちに追肥をしておく。

24日。この日は雨だった上に、風邪気味とあってズッキーニを見に行く元気が出なかったので放置。

25日。雌花が1つ咲いた。雄花が1つ咲いているが、またしても花粉が出ておらず、良い雄花とは言えない。せっかく両方咲いたのに、よりによって雄花の生育が悪くて受粉できないかもしれないとは残念でならないが、一応、人工授粉を試みる。

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26日。雄花が2つ咲いている。前日までのものと違って、きちんと花粉が確認できる立派な雄花だ。一日前に咲いてくれたらこれで受粉できたのに。ダメ元で、前日の雌花に新しい雄花で花粉を受粉し、その後、その雄花を持ち帰りラップして冷蔵庫に入れる。

27日、またしても雄花が2つ咲いている。雌花の方はというと、明日咲くか、明後日咲くか、という大きさだ。またしてもずれるのか。なかなかタイミングが合わないものだ。この日も雄花を持ち帰って冷蔵庫へ。

4月28日、朝6時、雨の中、まだ開ききっていない雌花1つに受粉。本当は、翌日に完全に開花するものかもしれないので、翌日も確認せねばならない。
雄花を念のため持ち帰る。
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4月29日、昨日の雌花1つと別の雌花1つが咲いた。そしてこの日はまたしても雄花がない。やむを得ず前日の雄花で受粉する。
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4月30日、外出の予定があったので朝5時過ぎに畑に行った。今日は雄花と雌花が1つずつ咲いている。いそいそと受粉。しかし急いでいたので写真を取り忘れる。

5月1日、この日も雌花が2つと雄花が1つ咲いている。いそいそと受粉。この頃になると、花粉が出てなくてダメだと思っていた23日、25日の2つの雌花も受粉に成功したことが確実になった。念のため受粉しておいてよかった。
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5月2日、雌花が2つ咲いているが、昨日受粉済みのもののはずだ。雄花も咲いていないので受粉は見送り。

5月3日、雌花、雄花、それぞれ1つ咲いている。これも受粉。
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さて、ここまで、雄花を持ち帰って冷蔵庫に保存して受粉した甲斐もあってか、雄花と雌花の開花がずれた割に、結構着果していることが確実になった。

こちらは23日に受粉した、あまり格好の良くないやつ。その下に29日に受粉したやつがある。
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こちらは25日に受粉したもの。その下に2本あるが、こちらは着果したかこの時点ではっきりしていない。何となく、1本はダメそうな気がする。
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これは30日の分が着果しているようだ。
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ここで帰省。M君に、できれば23日に受粉した、ずんぐりしたズッキーニを採っておいて欲しいと頼んだのだが、あちらも外出の予定があったのだろう。収穫する余裕はなかったらしい。

ということで、帰省から戻った5月8日。
ドドーン。
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いくらなんでも、2枚目写真のやつは大きすぎるでしょ。美味しくないんちゃう。
5本とっても消費できないので、1本残してとりあえず4本を収穫し、せっせと食べ消費することに。
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ちなみに1番大きなもののサイズはこんな感じ。
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なんと451.5グラム。
1/3を焼き野菜として食べ、残りは新玉ねぎとズッキーニのポタージュに。味はまずまずだが、あんまりメリハリがない。でも、ラタトゥイユにするにはちょっとタネが大きくなりすぎていたから仕方ない。

5月9日。雌花は翌日開花かな。
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そして、翌10日。カメラ忘れたが雄花2つに前日半開きだった雌花1つが開花しており、受粉した。

5月11日。雌花と雄花が1つずつ咲いた。これも受粉。
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こちらは、帰省した時に採らずに残した1本。もはやデカすぎるだろう。
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Mくんにお願いして、13日の土曜日に採ってもらった。タネは大きかったが食べるには食べられたらしい。
14日には、さらに3本、採り頃からちょっと採り頃過ぎ、という感じのサイズになっていた。

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3本を収穫して、たまたまやってきた子どもの友達家族に1本、後の2本はM家と1本ずつ分ける。ちなみに、我が家にきた1本は、その夜、ラタトゥイユになった。

この日、ズッキーニたちをチェックしたところ、一両日中に咲きそうな雌花が4つある一方で、しばらく雄花が咲かないことが判明した。実のなり疲れか。
結局、4つの雌花は摘み取って、アンチョビとニンニクとモッツァレラチーズを詰めて、ズッキーニの花のフライにした。

そして1週間、ズッキーニを見に行かなかった。雄花も咲かないし、受粉の用事もないし。
21日、畑仕事の時に見てみると、相変わらず雌花ばかりだった。
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雄花が咲くのは23日ぐらいだろう。やむなく、またしても雌花をパキパキ折って持ち帰り、ズッキーニの花のフライに。美味しいから良いんだけど、そろそろ着果して欲しい。
果たして第1期の収穫が終わった後に、第2期の収穫期は来るか?この1週間で判明しそうだ。






春夏野菜の育苗その3

夏野菜の主役といえば、我が家では何といってもトマトだ。今年は3月の三連休に旅行予定もあって、トマトを蒔いたのは例年より遅めの3月12日だった。畑用の大玉トマト「麗夏」、ミニトマトの「アイコ」「イエローアイコ」「キャロルロゼ」をポリポットに蒔く。

連休明けて帰宅したら発芽していた。こちらは3月22日。
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直前に蒔いてジップロックに入れてチャックしていったら大成功。

4月1日の夏野菜。
まずはナス。小ぶりながら、だいぶそれらしくなった。
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こちらはパプリカ。
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4月8日になって苗らしくなったトマトたち。
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パプリカはまだ成長がゆっくり。とにかく沢山日に当てることに。
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そうこうするうち、日増しに成長が早まった。4月24日にはジップロックからはみ出すようになった。
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嵩張って管理も大変なので、ベランダのプランターに一部定植。
パプリカは1番大きなものを1つ。
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トマトは、葉ものを撤収したプランターの土を半分ぐらい入れ替え、牛フン、籾がらくんたん、ケイフン、米ぬかを元肥として加え、「イエローアイコ&アイコ」「キャロルロゼ×2」をとりあえず定植。
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29日には、「アイコ&キャロルロゼ」のプランターを2つと、赤いパプリカ2本を植えたプランターを作った。写真は撮る時間なし。

そして5月3日。
パプリカ赤。
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「イエローアイコ&アイコ」。
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「キャロルロゼ×2」
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「アイコ&キャロルロゼ」
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どれもちゃんと定着したので、次回からは品種別に記録することにしたい。










畑ー2016 3-4月

3月に入った。野菜の品種別に時系列で振り返り。

-ソラマメ
3月5日、まだ背がどんどん伸びて、花も次々に咲いている。
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2月下旬から3月上旬は、先端にびっちりついたアブラムシをせっせと駆除していた。
このまま放置すると、真っ黒になって病気になり、悪くすると枯れてしまったりするからだ。ソラマメを育てると必ずといってよい程アブラムシが付くので、想定の範囲内なのだが、楽しくはない。何回か手でつぶしながら駆除していくと、被害はぐっと軽減された。気温も上昇してきたので、ビニールトンネルも外し、通気性が良くなったことも好転の一因かもしれない。

27日。子どもがマメがついてるよ!と指を指す。
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収穫しそうな素振りを見て慌てて止める。危ない危ない。「あれはもっともっと大きくなるんだよ。今はまだとっちゃダメだよ。」と言い聞かせる。確かに隣にあるスナップエンドウより大きいんだから、採りたくもなるだろう。でも、スナップエンドウだけにしなさい。

ソラマメの莢の生育を促すため、下から節を数えて20節から21節ぐらいのところで芽を摘芯する。太い枝を7,8本残して脇から出てきている細い枝は根元からどんどん切って取り除いていった。すでに花がついているものもあって、ソラマメのほんのりした藤色の花の花束ができた。家に持ち帰り飾ってみると、緑色の何かがポロポロっと落ちる。まずい、アブラムシが室内に脱走している。慌てて花瓶から一度引き抜き、逆さに水に浸けてアブラムシを洗い流す。
摘芯したことによりアブラムシはさらに減少し、4月に入って、ソラマメの莢は順調に成長した。

4月10日。とうとう、莢が下向きに下がったものを発見。
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8本を初収穫してM家と分ける。粒が小さいものも多く、ほんの味見程度の初物。しかし、アブラムシ以外にも、暖冬で成長が早すぎたために寒害を心配し、トンネルを作ったたその矢先にドカッと降雪し、2月には春一番の強風で倒れ、3月はトンネルを外すタイミングに悩み、とそれなりに手間がかかっていただけに、順調に収穫にこぎ着けて本当にうれしかった。

家に持ち帰り、「ほら、そらまめくんのふわふわベッドだよ。」と子どもに莢を割ってみせる。なかや みわさんの描いた「そらまめくん」シリーズで、そらまめくんの宝物として紹介されるのが、このふわふわベッドなのだ。
子どもは、そらまめの莢の内側を触って「わー、ほんとだ。ふわふわだ。そらまめくんもいるねえ。」とうれしそうだ。

4月16日、どんどん大きくなった莢が増えてくる。
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喜んで収穫したがる子どもをひとまず制止。
「おじぎするように、下を向いたものだけ採るんだよ。」
指示を受けて、うっそうとしたソラマメの茂みに子どもが潜り込んでいく。この日は16本を収穫して分配。
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さて、その翌日の17日。春の嵐がやってきて、一日中、ものすごい風が吹いた。ソラマメはきっと倒れてしまっているだろうなあと思いながら、自然相手なのでどうすることもできない。18日、M君からのメッセで、ソラマメ、スナップエンドウが倒れて折れたものもあり、それなりにひどい状況であるという連絡を受ける。その場で相談して、19日の朝、6時半に畑に集合し、30分ほどで応急処置をすることになった。

19日、朝6時半。確かにほとんどのソラマメが、南側に向かって倒れている。
幸いなことに、倒れたとはいえ元気で、折れたものは比較的少なく3本ぐらいと判明し、少しホッとする。とはいえ、倒れてしまったものを起こすのは簡単ではない。下手をするとすぐ折れてしまう。トンネル用の半円の支柱をつかって、倒れてくる茎を起こして支える。支柱も立て直した。応急処置を終え、7時前に解散。

そして23日。
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まだ傾いているソラマメを支え直し、余計な細い脇芽を根元から取り除いて整える。しかし、起こそうとして、ボキッと嫌な音がしたものもあって一部は倒れたまま放置。元気ならいいや。諦めよう。
たまたまやってきた子どもの友達に何本かずつ採らせてあげた。この日の収穫はそれを合わせて40本。
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子どもが「そらまめくんのふわふわベッド」といいながら、ソラマメを莢から取り出す手伝いをしてくれる。そのくせ、実は子どもはマメが嫌いで食べない。大人のために早速茹でて酒のつまみに。最初の頃より粒がしっかりし、味も濃くなった気がする。甘みが強くおいしい。

5月に入ってしまうが、キリが良いので5月1日まで記録。
ソラマメはいよいよ沢山の莢がぶら下がり、なんだか重そうに見える。3粒莢どころか、4粒莢も結構ある。3粒以上入った莢だけで40弱、2粒莢が20弱で1粒莢まで合わせると合計64本になった。
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買うといくらだろう。64本のうち、3粒以上の莢40本をベースに考えたとしても、10本前後で400円としたら1600円。2粒莢をその半額で見積もったら
400円ぐらい。つまり、合計2000円ぐらいということか。そう考えると、なんだか嬉しい。いそいそとM家と山分けする。
過去にソラマメを育てた記憶でいうと、気温が高くなってくるとダメになったはずだが、今年は収穫開始が早いのでまだ大丈夫だろう。まだ成長していない莢も沢山あるので、摘芯した先端に付着したアブラムシの駆除を継続すれば、しばらくは収穫できるだろうが、株自体の疲れも出るだろうから、莢の実入りの多さなども考えると、この日が収穫量のピークだろう。5月下旬撤収を予定しているが、それまでにどの程度収穫できるか楽しみだ。


さて、マメ類といえば、もう一つはスナップエンドウだ。
こちらはヒヨドリの被害に苦しんだ結果、2月の末に100均のネット覆ったが、目の粗いネット1重では被害がなくならず、はみ出したところは結局むしって食われていた。ムカついたので、3月5日、家からもう1つ100均のネットを持ってきて、さらに支柱の上から被せたところ、ピタッと被害がなくなった。お陰で27日からは順調にスナップエンドウが収穫できるようになった。

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4月10日。収穫量がぐんと伸びる。
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16日もこんな感じ。
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この調子が、4月23日、5月1日と続く。16、23、1日のそれぞれ収穫写真はソラマメと一緒に上で掲載しているとおりだが、40本ずつぐらい採れているだろうか。ヒヨドリにむしられていた2月にはどうなることかと思ったが、本当に良かった。

-ジャガイモ
5日のジャガイモ。
芽がどんどん伸びて、3月27日には芽かきをした。
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4月に入って順調に大きくなっているように見えたのだが、4月16日に見ると葉色が黄色っぽく黒い斑点が出ている株ができた。病気かもしれない。別の場所に植えた3本は青々として色も濃く元気で、その差は歴然だ。
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とりあえず、23日には、家からサカタノタネで購入した有機液肥を持ってきて、希釈して与える。29日には追肥をした上で、液肥も与える。うまく育つかわからないが、とりあえず様子を見ることに。


-ブロッコリーとキャベツ
M君のお母さんがブロッコリーの苗を譲って下さったことからブロッコリーが増え、植える場所が足りなくなった。急遽、右の縦畝のさらに右側に短い畝を作り、まずは3月12日に我が家で育苗したブロッコリーを5本定植した。
3月27日には手前の横畝にキャベツを4本、その奥の横畝にM家のブロッコリーを定植。しかし、キャベツの方は、1週間後、ネキリムシにやられ2本に減ってしまった。
4月末になってよく見ると、左側の1本はブロッコリーに見える。ということはキャベツは一本だけか?とはいえ、もはややむを得ない。やっと元気に葉が広がり始めたところと、定植時の環境が良くなかったのか成長も遅い。暑くなる前に十分育って結球してくれると良いのだが。
5月3日時点のブロッコリーとキャベツ。
この大きいのは3月12日に定植したブロッコリー
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こちらはM君のブロッコリー
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左がキャベツならぬブロッコリー。右が成長が待たれるキャベツ。
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-カリフラワー
4月3日には、カリフラワーを左縦畝の手前に定植。
こちらは順調に育っている。
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-トウモロコシ
4月3日に、一番右の縦畝にトウモロコシを蒔いた。不織布をかけて鳥害に備える。
9日、左隣の縦畝にもトウモロコシを蒔く。こちらも不織布をかける。
23日頃には最初に蒔いた畝から発芽した。
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27日には後から蒔いた畝からも発芽した。後から蒔いた方が発芽率が良いので、間引き苗を最初の畝にダメ元で移植して間隔を調整。
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これで2畝きれいにトウモロコシが並んだ。


-ズッキーニ
花が咲き始めてから毎日開花状況をチェックして人工授粉を進めている。記録が細かいので、別にまとめる。

-トマト
大玉トマト「麗夏」を4月29日に定植した。
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この日は朝から畝を作ったものの、ちょっと深く掘ると石がゴロゴロ出て、植え付けが遅くなってしまった。何だかぐったりしていて少し心配になる。
しかし、5月1日。
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元気に定着している。良かった。
もう少し大きくなったら支柱をもう少し丈夫なものに替えようと思う。

-その他レタスや葉もの
レタス苗は順調に育っている。5月中旬には収穫できそうな雲行き。
あとは、バラバラと何種類か小カブやらを蒔いたものが育っている。連休明けには収穫できるだろう。
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第2、第3世代の葉ものたち

葉ものたちの振り返り。
まず、12月6日に蒔いた第2世代に当たるほうれん草、水菜、小カブ「あやめ雪」のミックスプランターの2月21日の様子。
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ほうれん草以外は、あまり大きくはならないが、あやめ雪も2センチぐらいのカブになった。
ここで全部さっさと食べておけばよかったのだ。ところが、ほうれん草から食べ始め、他の成長を待とうと欲張ったら、3月上旬には薹立ちし始めた。結局、大慌てで撤収。

続いて第3世代の様子。
こちらは、1月31日に蒔いたほうれん草、葉大根、小松菜の2月21日の様子。
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3月22日。ほうれん草は、そろそろ食べても良さそうな柔らかい株に育っている。えーやん、これ。
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3月29日。プランターにクリーニングビニールを被せており、適度に保温され、水切れしないせいか畑よりも柔らかくすらりと美しい。
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こちらは1月19日に蒔いた水菜とほうれん草とスイスチャード。
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3月13日にはベビーリーフ風に。
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29日の様子。
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この鉢プランターには、写真左奥に一本だけ秋蒔きのオータムポエムが植えられている。こちらは、3月中、パラパラと収穫が続いていた。目を離すと、いつの間にか花が咲いている有様。
3月22日には、連休で目を離していた隙に、派手に花が咲いてしまった。慌てて収穫し、花も気にせず食べる。一緒に写っているのは、夏からプランターで育てて冬越ししたニンジン、ほうれん草だ。
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オータムポエムといえば、1月19日に蒔いたオータムポエムは、2月21日に定植した。
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3月4日の様子。
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3月13日。なんだか白菜っぽいが、急成長を始めている。
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3月22日には花芽が付き、摘芯がてら収穫を開始した。
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そして4月になった。
第3世代のほうれん草、小松菜、オータムポエムの収穫が進んでいる。これらは、4月のうちに食べきったら、今度はトマトとパプリカに多くが切り替わる予定だ。

さらに4月3日、第4世代となる葉物のタネを蒔いてみた。紛れ込んで残っていた古いほうれん草の種とアブラナ科らしいこぼれダネををダメ元で派手に蒔いてみたら、なんとも派手に発芽。
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これはひどい。無駄にしたくなければ移植するしかないだろう。丸鉢、吊り鉢など、トマトやパプリカを植える予定がない鉢で育てるかしらん。
今年も春夏のベランダは植木鉢で大混雑になりそうだ。